今月の10・11日に熊本家畜のセリに行きました。
去勢 796,315円 税込 (前回比－29,164円)
メス 706,179円 税込 (前回比－8,670円)
2日間の総括としては、枝肉価格の低迷を受け、肥育農家の購買意欲が低下していました。特に2日目の後半は下落しており、普段なら90万以上するような子牛も80万程度で落札されてるような印象でした。
今回は、セリ初日の「ひと幕」をご紹介したいと思います。
牛の下見を終え、購買者席に着きました。
今日、一番欲しい牛を「186番」に決めました。
血統 安亀忠-美国桜-百合茂-安糸福
日齢 298日 体重 347kg
少し薄い牛でしたが、後駆の張りが良く、後伸びしそうな牛でした。
今日の相場ならば、85万前後で落ちるのでは？高くても90万もだせば充分だろうと考えていました。
実際のセリ動画がこれです。
80万手前からセリに参戦し、88万を越えたあたりから2人です。
90万からは意地の張り合いです。
「もー、限界・・!!」とボタンを離したら「98番」が付きました。
鹿児島の超優良肥育農家の◯目さんでした。
やはり、欲しい牛は一緒かもしれません(笑)
子牛との出会いは一期一会です。
同じ組み合わせは沢山いますが、この生産者のこの表現型は二度といません。
欲しい牛が取れなかった時は、たまに夢にも出てきます。
購買後は、共に20ヵ月も過ごします。
やはり、肥育農家というのは「気に入った素牛」を導入したい気持ちが強いのです。
また、来月頑張ります。