前回に続き肥育のお話しです。
上の写真は、朝の給餌後にある部屋の飼槽を撮影した物ですが、一見すると上手に給与しているに見えます。
しかし、このように奥に飼料を投げ込むような給与は、「失敗」となります。
飼料は落とさず、「置く」のです。
理由は、飼槽の形状に理由があります。
横から見ると一目瞭然です。
奥の壁に付いてしまうと、牛は食べにくくなってしまうのです。
牛の目の前に置き食べやすいような形状になるように給餌するように心掛けています。
よって、飼料給与後には、稲ワラを給与する前に「掃き寄せ」をして形状を整えます。
肥育農家は、よく飼料を「食わせ込む」という表現をします。
多分、他の農場の方も色々な工夫をしながら、牛により多くの餌を食べさせるように工夫しているのではないでしょうか。