肥育の飼料給餌(貴重映像あり)

肥育の飼料給餌(貴重映像あり)

2021年10月14日

今まで繁殖部門の飼料給餌の映像は紹介してきましたが、肥育部門も見たいとの声もありましたので、今回アップしたいと思います。

肥育の飼料給餌の方法は、農場によって様々です。

バケツやスコップを用いた「手やり」、フィーダーバケットなどを搭載させたリフトやローダーによる機械給餌、自動給餌器を用いて一斉に給餌する農場もあれば、今はレールを走る全自動給餌器まであります。

どの方法が一番良いのかと言えば、好みの問題もあり一概には言えませんが、大事なのは定時に規定量を給与する事です。

私の農場では、バケツを用いた「手やり」の給餌方法です。

実際の朝の給餌風景です。ショベル運転者と給餌者の二人一組で行います。

この方法ですが、バケツで基本飼料をすくいますので安定して規定量を給餌するには熟練の技術が必要となります。

給餌者は、おのおの一定のリズムと給与順を守りながら給餌していきます。

次はショベル内からの映像です。撮影しながらの運転手なのでかなり徐行しています。

この映像から分かる事は、給与前に「柱に書いてある給与予定量」と「給餌前の牛の雰囲気」を確認している事が分かります。

これが案外やってみると難しく、今回の給餌者くらい余裕をもって給与するのは、真剣に何年も鍛錬しなければ出来ません。

この風景を改めて見ると「自信」がみなぎっているような感じもします。

これが佐々畜産の成績が良い理由かもしれませんね。