2022年4月7, 8日に熊本県家畜市場にて黒毛子牛のセリが開催されました。
毎年、4月になると新学期や新入社員など新体制へと突入するため心機一転、チャレンジの月となります。
新型コロナの蔓延防止も明け、4月に入り牛肉も少しづつ動き出しているようです。
また今月導入牛は、多くの肥育農家さんにとって年末売りとなるので、例年、子牛価格は上がる傾向となるのですが…。
第1日目のセリ結果は以下の通り。
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去勢 821,237円 (前回比ー36,225円)
メス 711,000円 (前回比+13,653円)
第2日目のセリ結果は以下の通り。
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去勢 830,454円 (前回比ー27,008円)
メス 706,355円 (前回比 +9,008円)
2日間の平均のセリ結果は以下の通り。
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去勢 825,670円 (前回比ー31,792円)
メス 708,862円 (前回比+11,515円)
結果は、去勢は約3万ほど下げという結果となりました。
これは、ロシアのウクライナ侵攻を受け、世界的な穀物価格が高騰しているのと、輸入ワラを含む粗飼料の品薄感が強く高値を維持していることが原因と思われます。
これらの餌高は、生産農家さんも同じことで、子牛の生産原価が上がっていると思われます。
こんな時こそ、肥育農家が求める子牛を生産し、1000円でも高く売ることを心掛けます。
現に去勢のセリの平均は75万(税抜)前後ですが、良い素牛は90万を越えるものも多数見られました。
来月はどうなるのか分かりませんが、一刻も早く停戦にることを望むばかりです。