本格的な冷え込みへの備え

本格的な冷え込みへの備え

寒くなってくると、夕方の大事なルーチンワークが1つ増えます。

それは明日の最低気温のチェックです。

私が住む菊池市でも、今週の末から0℃付近にまで気温が下がる予定です。

寒さ対策は農場によって様々だと思います。

ちなみに佐々畜産の寒冷対策のマニュアルは以下の通りです。

① 10℃以下で哺乳舎のみカーテンを降ろす

② 4℃以下でヒーターの使用開始

③ 0℃以下で母牛側も含む四面カーテン

段階的な寒冷対策をしていくと、牛も寒さを感じにくいと思います。

これも質問で多いのですが、お勧めしているヒーターは、カーボンヒーター(100V)です。

電熱線のコルツヒーターや投光器より、安全で暖かいです。

冬に備えヒーターを設置する際は、注意点が2つあります。

1つ目は、コンセントも含めヒーターのホコリを落とし、必ず試運転をする事です。

たまに電源を入れると煙りが出ることがあります。もし、夜間人がいない時だったら大惨事にもなりかねません。

2つ目は、ヒーターの設置する高さです。高すぎると保温性効果が低下しますし、低すぎると子牛が触れたり、背中を火傷したりします。たまに、子牛のジャケットが溶けているのを見かけます。

高さを決めるコツは、子牛の身になってヒーターにあたってみることです(笑)!?

寒さが厳しくなる前に、早めに準備をしておくと良いですね。