12月9,10日に熊本県家畜市場にて黒毛子牛のセリが開催されました。
2日目のセリ結果(税込平均)はこちら↓↓
去勢 845,460円 (前回比+17,882円)
メス 715,495円 (前回比+44,214円)
今回、2日間通してのセリ平均は以下の通りでした。
去勢 844,991円 (前回比+17,413円)
メス 715,328円 (前回比+44,047円)
年末になると、どの肥育農家も出荷頭数が増え空き部屋が増えます。また、枝肉価格も上がっていることも受け、購買意欲は強い印象でした。
実は、子牛の競りというのは、「妥協」の連続なのです。
自分の思う「血統」「表現型」「生産者」「給与飼料」「価格」などすべてを揃えようと思うと対象となる素牛の数は激減してしまいます。
よって、妥協、妥協しながら、必要な頭数を揃えていきます。
そして、これらの中で、多くの肥育農家が一番妥協しているのが、「価格」なのです。
しかし、この価格の上限があるからこそ、1頭1頭の一喜一憂があり、時にエキサイトもするのです。
予算が無限にあり、欲しい牛を何も考えず競り落とせば、何の興奮もありません。
今回の競りでも、何頭も価格が合わず、負けていました。
しかし、時には負けられない戦いもあります。
そんな時は、先輩肥育農家に教えて頂いた言葉を自分に言い聞かせます。
「買わずに後悔するならば、買って後悔しろ!!!」
今回もセリ初日に、そんな戦いがありました。
幸紀雄-美国桜-百合茂-安福久で、表現型、生産者もバッチリです。
↓↓↓ 実際の競りの動画です。
今日の相場からすると高くても90万くらいだと考えていたら、落ちずに、あれよあれよと・・。
何とか無事に312(自分)でした。
次の日聞いたら、相手は佐賀の有名な肥育農家のM尾との事です。
やはり、欲しい牛は同じなのですね(笑)。