2022年2月10，11日に熊本県家畜市場にて黒毛子牛のセリが開催されました。
第1日目の結果(税込み)↓↓
去勢 786,630円 （前回比ー29,738円)
メス 694,192円 （前回比 ＋503円）
第2日目の結果(税込み)↓↓
去勢 836,940円 （前回比＋20,572円)
メス 718,756円 （前回比＋25,067円）
2日間の平均の結果(税込み)↓↓
去勢 812,577円 （前回比 ー3,791円)
メス 706,538円 （前回比＋12,849円）
今回の子牛競りの結果は、現在の枝肉相場とは相関しておらず、高値を維持していました。
私の個人的な感想から言えば、あと5～10万円程度下がって欲しかったのが本音です。
というのも、今回の2日間の子牛の平均価格が、去勢で約75万円(税抜き)でした。
現在の去勢の枝肉成績の全国平均は、枝肉重量500kg BMS 7～8くらいを推移しています。
ブランド牛や特殊な売り先を持つ農場を除く、一般的な肥育農家の現在の枝肉価格というのは、BMS 7～8で2100～2300円程度です。
枝肉重量 500 kgであれば、105～115万円の販売価格となるのです。
この価格から必要経費を引けば、現在購買出来る素牛価格となるのですが…。
この必要経費といのは、農場によって異なりますが、飼料価格の高騰などを考えると一般的な肥育農家で45万程度ではないでしょうか。
そうすると、 60万～70万程度が競り落とし価格となるのです!
もちろん、約20ヵ月後の枝肉価格は誰にも分からないのですが、 資金繰りなどを考えると、先ほどの計算式が当てはまると思います。