最近、原稿の締め切りや診療業務が忙しく、久々の投稿となってしまい申し訳ないです。
今日は、「子牛の移動」のお話です。
生産農家さんの方は分かると思いますが、離乳後の子牛の移動というのは、とても労力を必要とします。
なぜなら、「歩かない」からです。
こんなに歩かないのか?と思ういうくらい歩きません。
よって、こうなります。↓↓↓
方法はともかく、このような光景は他の農場でもよく見かけます。
よって、私の農場での「子牛の移動」でも同じことを予測していました。
しかし、結果は予想と異なりました。↓↓↓
うちのスタッフの「森野さん」が手綱を持つと自然と多くの子牛達は、スムーズに歩いてくれるのです。
これは「森野さん」が居ないと成立しません。
何故だろう?と考えていたら、日々の作業の中に答えがありました。↓↓↓
彼女は、子牛の部屋の床を頻繁に整えます。
その際に必ず子牛達に声をかけながら行っているのです。
この作業以外でも常に声掛けし、優しく接しています。
やはり子牛達は、彼女の「声」や「匂い」などを覚えており、なおかつ彼女に対してのイメージが良いのだと思います。
大袈裟に言えば、「母親」のようなイメージではないでしょうか…!!
我々「男子」には無い、女性の魅力を感じ感心させられました。
日々の努力の成果だと思います。