久々に現れました。
先月(4月)導入の牛で、1番目に導入した「秋忠平-福之姫-福谷福-百合茂」です。
→ 熊本県家畜市場 黒毛子牛セリ 結果速報!〈令和5年4月〉
餌をやっても怖がり、他の牛達と一緒に並ぶことが出来ません。
増体型で出荷時は600kgオーバーを期待していた牛であり、全く弱そうに見えません。
調子が悪いのかと思えば、昼間に一人で食べています。
多分、生産農家さんで単飼で管理されており、群飼に慣れないのでしょう。
誰も悪くありません。
しかし、このまま放置しておくと、肥育農家の方は分かると思いますが、完全に「ヒネ牛」確定です。
このような牛の場合、佐々畜産では放置せずに矯正していきます。
強制的に引っ張り、慣らして行くのです。
最初は、微動だに出来ず、立ち尽くすのですが、毎日実施し慣れて来ると食べ始めます。
1週間後の映像です。↓↓↓
2週間も続ければ、ロープなしで前に並ぶようになります。
現在の飼料高を考えると肥育農家は、導入した牛達を 1頭も漏らすことなく、順調に肥育しなければ、経営は成り立たないと思います。
誰も助けてはくれません。
牛というのは、「慣れの動物」です。大抵の事は、頑張ればなんとかなります。
今回の例は、あくまでも一つの方法です。
どんなやり方でも良いので、なるべく放置せずにあがくと良いでしょう。