皆さん知ってますか?

皆さん知ってますか?

動物界で最も嗅覚(きゅうかく)の優れた動物は、何か知っていますか?

たぶん、「犬」と答える方が多いと思います。

でも、犬は第9位にランクインします。

栄えある第1位は・・・「象」なのです。

今までは、ラットが嗅覚が最も優れていると言われていましたが、実は象の方が嗅覚受容体の数が多いことが分かってきました。

では、ここで「牛」はと言えば、第4位にランクインするのです。

皆さんが思ってるより、牛の嗅覚は優れているのではないでしょうか。

先日の投稿の肥育で使用している添加剤の回で、「食い止まり」対策で残飼の差し替えが有効であるというお話をしました。

これは、牛が臭いに敏感な動物であるという特性に基づいた技術なのです。

前回給餌の残飼というは、他の牛の唾液なども混じっています。特に夏場などは発酵し、人間でも異臭に気付くほどです。

餌が目新しい肥育前期では、ある程度古い飼料でも食べるかもしれませんが、中期以降のギリギリ目一杯の時期はどうでしょう。

やはり、新しいものに差し替えてあげるメリットは大きいと考えられられます。

臭いに関しての注意点は、残飼だけではありません。水槽や牛床の管理も重要で、水のなかに糞が入っただけで、牛は飲水量が落ちるのではないでしょうか。

佐々畜産では、朝夕2回、残飼の差し替え作業を行います。

もちろん、差し替えた餌は捨てる訳ではなく、経産肥育牛に給与しています。

私はなんでも頂くわよ

これも一貫経営のメリットかもしれませんね。