2週間の重要性・・・!!!

2週間の重要性・・・!!!

今月の27・28日に熊本家畜のセリに行きました。

去勢 平均 825479円 税込(前回比 -55891円)
雌 平均 714849円 税込(前回比 -55000円)

ゴールデンウィーク明けからの枝肉相場の冷え込みを受け、去勢・雌ともに下げた結果となりました。しかし、価格の下落の原因は他にもありました。

実は畜協職員のコロナ感染を受け、予定より2週間遅れの開催となっていたのです。

自分もどんな感じかとドキドキしながら行ったのですが、正直な感想を言えば、目に止まる(気に入る)牛がほとんどいないのです・・・!!!

約500頭以上見ても、2~3頭しかいません。
ほとんど素通りです。

いつも購買する繁殖農家さんの牛も良くありません。

別にお枕がある(過肥)な訳ではないのですが、肉牛的な(サシが入らず後伸びしなさそうな)感じがして取る気にならないのです。

たぶん、多くの生産農家さんは、牛を大きくしようとした訳ではないと思います。
通常通りの飼養管理で2週間伸ばしただけなのです。

今回のセリで私も勉強になりました。
300日齢付近を過ぎると子牛は、急激に「大きく・肥りやすくなる」と言うことを・・・!!

逆に言えば、だからこそ肥育農家では、導入直後には濃厚飼料を極力減らし、粗飼料主体で管理するのかもしれません。

今回のセリの導入群

昔からある技術には意味があることを再認識しました。

これらのことを理解し、この2週間の配合飼料を調節していた繁殖農家さんの子牛は体型も良く高値が付いていました。

多くても月に1回しか子牛のセリはありません。
もしかしたら、生産農家の最終的な技術は、自分の子牛がセリで一番評価される日齢を見極める事かもしれません。