第48回九管共励会 出品牛の裏話

第48回九管共励会 出品牛の裏話

今年の九管の結果は、前回の投稿の通り、銅賞1席という結果となりました。

去年からすれば、入賞の順位としては下がっていますが、実はとても嬉しい(びっくり仰天の)受賞だったのです。

というのも、今年の九管用の本命の牛は、体重オーバーでアウト(枝肉重量630kg)でした。

なので、今年は出品しないと経済連の担当者に伝えたら、「団体賞への貢献をお願いします。」と言われました。

そこで、どれか牛はいないかと探していたら、「ピン」と来る自家産の聖香藤の去勢がいました。

そして、その牛を見せていたら、大事なことに気づきました。

なんと「メス」だったのです。

びっくらこきました。

去勢と2頭部屋に入っていましたので、ずっと去勢と思い込んで肥育していたのです。

聖香藤の「雌牛」と判明したことから、出品を決め、今回の受賞となりました。

しかし、私もシェパード出身、肥育専門の獣医師の端くれです。去勢とメスの肥育の体型くらい見分けは付きます。

なぜ、今回の牛が去勢牛と見分けが付かなかったかと言うと、メスで写真の牛のように筋肉質で「背割れ」する牛は、ほとんどいないからです。

↓↓↓

後ろから見ると雌の体型ですが、前から見ると去勢に見えたのです。

動画が↓↓↓です。

何はともあれ、出品して良かったです。