こんにちは深水です。
前回の日々のニュースでは体内受精卵と体外受精卵について説明しました。
農家さんにとって、体内受精卵については採卵などで馴染みがあるものですが、体外受精卵はそうではないと思います。
そこで、みなさんがあまり知らない体外受精卵の世界について紹介していきます。
日本で初めて体外受精卵による子牛が生まれたのは1972年(49年前)であり、この当時はいい培養液ができてなかった為、生きたウサギの卵管(子宮と卵巣の間の管)で培養しなければならず、大変な手間と技術が必要でした。今考えると、本当に大変そうだと思ってしまいますね。
その後、培養液が改良され、現在は培養液の中だけで作れるようになりました。
体外受精卵を作る為には卵巣採取の前日にこの培養液を作ります。
「作業1:培養液の作成」
材料
作った培養液
購入した媒精液
培養液を機械(インキュベータ)に入れ、卵巣採取する為に屠場へ向かいます!