本日、近くの流通センターで、枝肉販売が2頭ありましたので、検品に行ってきました。
①福之姫×美津照重×平茂晴
枝肉重量 532.1kg
A-5 BMS12
ロース 72 バラ 7.6 歩留基準 73.9
②美津百合×隆之国×茂勝栄
枝肉重量 469kg
A-5 BMS12
ロース 66バラ 7.2歩留基準 75.2
今日の2頭は、バラ厚や歩留基準値を見ても、分かるように、少しボリュームに欠ける枝肉でした。
「中期以降の食いが安定しなかったこと」が原因だと考えられます。
この食いが安定しない理由としては、下痢を繰り返す牛であったり、ビタミンコントロールの失敗、同居牛との相性や導入牛の選畜ミス(育成の問題)など、色々なケースが考えられます。
優秀な肥育農家さんは、導入してからの牛の様子をよく観察しており、肥育期間中の牛達の食いを覚えています。
そのため、この出荷後の枝肉の欠点であろう「心当たり」が必ずあるのです。
今回の2頭も、実は「心当たり」があるのです。
この「心当たり」を反省し、次にいかして行きたいと思います。