先日、HPに質問がありました。
佐々畜産の制限哺乳舎以外の繁殖部門の牛舎を教えて欲しいとのことでした。
先ず、分娩舎です。制限哺乳舎として1棟目に建てた鉄骨牛舎です。
母子ともに部屋が広く確保されいるのに加えて、牛温恵や監視カメラが設置してあり分娩介助に適した構造となっています。
もちろん、この牛舎でも制限哺乳できます。
生後2週間を過ぎたら母子と一緒に、次の木造の制限哺乳舎に移動します。
哺乳期間は、個体によって少し変更しますが、基本は3ヵ月間としています。離乳後は、群管理となる種付け部屋へと移動します。
ここの棟には、育成牛もいてスタンチョンチョンに慣らしながら管理しています。
未経産も経産牛も妊娠がプラスになり安定期に入ったら、今回建設したスタンチョンチョン舎1号と2号に移動します。
ここで、この牛舎の最大の特徴をご紹介したいと思います。
実は、全く同じ造り牛舎が背を向け合う形で立っています。
これは、牛舎間で牛群移動が簡単に出来るような造りになっているのです。
このように、カメラで撮影しながも移動可能です。
牛群移動の目的は、分娩前に向けて乾物量や栄養価を高める時期と妊娠維持期のよに少し痩せさせたい時期で分けて管理するためです。
以上が大まかな佐々畜産の繁殖部門の流れとなります。もし、良かったら参考にして見てください。