先日、佐賀県のJA伊万里の肉用牛研修会に行ってきました。
佐賀の伊万里牛と言えば、九州でも一番のブランド牛です。
そんな肥育の猛者達の前で上手く話せるか心配でしたが、
せっかくなので勇気を出して参加を決意。
講演当日は強烈な寒波が予想されたため、前日入りすることに。
行きはとても穏やかで順調に運転できたので、2時間チョッとで無事に到着。
せっかくの機会なので、その日の夜は、伊万里牛専門のステーキハウスに行きました。


牛飼いをしていても、なかなか本格的な鉄板焼きを食べる機会がありません。
店の雰囲気、シェフの人柄、味、どれも最上級で、大満足でした。
鋭気も養ったところで、翌日の研修会に挑んだのですが、予報通り大荒れの天気でした。
高速道路も止まっており、前日入りして良かったとつくづく実感。

無事にJA伊万里に到着。
開始予定時刻の1時間前から、担当者の方とスライドの動作確認や講習会の内容の打ち合わせを行いました。


悪天候の中、皆さんがお集まり頂けるか心配していましたが、何とか無事に定刻通りに開始することに。
今回のテーマは、「肥育農場の生き残り戦略」と題して肥育前期の呼吸器病対策をお話しさせて頂きました。
集まった農家さんは若手の方も多く、JA関係者や行政の方達も含めて、とても熱心に聞いて下さっていました。
(今回は、一人での参加のため、講習会中の写真は撮れませんでした。)
少しヒートアップしたため、質問も含めると大きく予定をオーバーしてしまいましたが、大盛況の中、無事に終えることが出来ました。

お土産に、
「子供さん達へ・・・。」
と美味しそうなイチゴを頂きました。
無事に終わり、ホテルに帰ったら、とんでもない吹雪となり、夜の運転も怖いので、ホテル内の軽食で済ませることに。


伊万里の方々に聞いたら、「年に1・2回の大雪だよ。」とのことでした。
幸か不幸か、そのような日に研修会の講師として招かれ、無事に終えて、ある意味「メモリアル」な研修会となったのかもしれませんね。
今回の研修会で、伊万里のブランド牛でさえかなり厳しい経営状況であることをお聞きし、やはり全国どこの農場も変わらないなと感じました。
このような厳しい状況だからこそ、毎日「基本的なことを繰り返す。」しかないと思います。
今回の研修会が、農家さん方の日々の飼養管理において、何か一つでも参考になればと思います。
関係者の皆様ありがとうございました。