水平感染を防ごう!

水平感染を防ごう!

仔牛を管理するうえで、とても大事なのが生後1カ月以内の幼弱な時期をどのように管理するかです。

というのも、生後1カ月以内というのは、仔牛自身の免疫力も弱く、ウイルスを含めて外界の病原菌の脅威に曝してしまうと、感染し易く、重症化しやすいからです。

よって、早期離乳の農場などは、ハッチなどの哺乳部屋をきれいに洗浄・消毒することで、その部屋にいる病原体の種類や量を減らすことで、感染症の発症を防ぐことが出来ます。

次に大事なってくるのが、水平感染を防ぐことです。

ハッチなどが、隣同士で並んでいる場合、子牛同士が舐めあってしまうと、隣の子牛の病原菌を貰ってしまい、水平感染が成立してしまいます。

私の農場は、自然哺育で管理していますが、哺乳期間も母子分離が出来る、制限哺乳舎です。

さらに、母子が一対で管理出来る、単飼型の制限哺乳舎となっています。

しかし、最初に作成した制限哺乳舎の子牛側のマスに関しては、ウォーターカップの設置個数が少ないために、2部屋で一つの水場を使用する作りになっています。

完成した当初は良かったのですが、何年か使用してい内に、隣同士で舐め合い水平感染が成立し、冬場などに呼吸器病などが多発するようになりました。

これらの反省点を活かし、その次に作成した新制限哺乳舎では、子牛のマスごとにウォーターカップを設置しました。

やはり、この哺乳舎の方が水平感染のリスクが少なく、病気の発生率も低い印象です。

この問題の旧哺乳舎ですが、毎回病気が蔓延する訳ではないので、忙しさにかまけて、対策をしないまま放置していました。

しかし、今回、水平感染対策を実施しました。

とても器用な場長のおかげで、ほんの数時間で完成しました。

これで生後1か月以内を管理し、新制限哺乳舎に移動する、又は水を飲む量が増えてきたら、片方のみ板を外して管理したいと思います。

もう少し早くやれば良かったと反省しているところです。

皆さんの農場でも、どうも呼吸器病が蔓延するなどの悩みを持つ方は、この「水平感染対策」を考えて見て下さい。

キーワードは、完全な隔離です。