生体歩留や枝肉歩留とも言われますが、生体重から枝肉重量が取れる割合を歩留まりと言います。
お肉屋さんの中には、この歩留を枝肉購買の決め手とする人もいるくらい重要な項目です。
例えば、生体重が800kgの肥育牛がいるとします。
生体歩留が 60% 65% 70%の場合、枝肉重量は、それぞれ480kg 520kg 560kgとなり、歩留まりにより取れる枝肉重量が全く異なるのです。
この歩留まりの大切さは、就農してから気付かされました。
食肉処理場によって異なりますが、黒毛和種の場合、65%以上を目指します。
私の農場では、67%以上になるとBMSが二桁になる確率が上がり、最上級の肥育牛になると70%を超えて来ます。
実際に生体歩留が70%を超える肥育牛の生体写真です。
静止画では、なかなか伝わらないので動画にしました。
簡単に表現すれば、全身「肉の塊」です。
これは別の牛で、この肥育牛の血統も福之姫-安福久-勝忠平です
やはり福之姫という種雄牛の凄さを肌で感じます。
これらの牛達の肥育成績は後日アップしたいと思います。