お薦めの血液バッグとは!?

お薦めの血液バッグとは!?

2021年6月6日

今回は、最近診療をしていて「これは良い!!」と思わず、声に出してしまった診療グッズの紹介です。

臨床の現場では、生まれつき虚弱仔牛などには、最終的には輸血を実施します。全ての症例で効果がある訳ではないですが、輸血のおかげで助けられる個体も多いです。

輸血を決断した際、多くの症例では母牛に供血牛になってもらい採血します。以前は、血液を採取する容器を、輸液用の「7%重曹注」の中身1/4程度に減らし、「ヘパリン」という薬剤を中に注入し輸血用ボトルとして使用していました。

このボトルの作成が案外面倒なのです。そこで今回、ご紹介したいのがテルモ血液バッグCPDA(テルモ株式会社)です。

準備するのは、この血液バッグと留置針だけです。

方法は簡単です。母牛を保定し留置針を入れます。その後、留置針の外套と輸血バッグの先を連結するだけです。

採血後は、輸液管の先を差し込めば、簡単に輸血出来ます。

もしかしたら、この血液バッグを使用している先生が多いのかもしれませんが、最近知り感動しました。ぜひ参考にしてみてください!?