近くの流通センターで 対米輸出用2頭の枝肉販売がありましたので、検品に行ってきました。
①聖香藤×秋忠平×安福久(自家産)
枝肉重量 507.3 kg
A-5 BMS 10
ロース 86 バラ 8.8 歩留基準値 77.7
②若百合×美国桜×百合茂
枝肉重量 478.7 kg
A-5 BMS 12
ロース 77 バラ 9.0 歩留基準値 77.7
瑕疵 ア(両ロース、左肩)
②はシミという瑕疵が付いてしまいました。
シミ(多発性出血斑、スポットとも言われます)の発生の仕組みは,と畜前の興奮により血圧が上昇し,筋 肉中の毛細血管が破裂することによると考えられています。
発生要因には,と畜から放血までの時間遅延 と牛自体の高血圧や血管の脆弱という二つの大きな要因 があり、複合的に関連して発生すると言われています。
枝肉にシミが出ると、特にロースなどに出た場合、枝肉価格に大きく影響し、生産者に経済的損失が生じます。
と畜場側の問題も関わっているため、シミが出た場合、価格の補償はされますが、100%ではありません。
綺麗な枝だっただけに、悔しさが残ります。。。
ロースのシミ部分を拡大してみました↓↓