本日の枝肉(2024.2.2)

本日の枝肉(2024.2.2)

2024年2月3日

近くの流通センターで 対米輸出用2頭の枝肉販売がありましたので、検品に行ってきました。

①聖香藤×秋忠平×安福久(自家産)

枝肉重量 507.3 kg
A-5 BMS 10
ロース 86 バラ 8.8 歩留基準値 77.7

②若百合×美国桜×百合茂

枝肉重量 478.7 kg
A-5 BMS 12
ロース 77 バラ 9.0 歩留基準値 77.7
瑕疵 ア(両ロース、左肩)

②はシミという瑕疵が付いてしまいました。

シミ(多発性出血斑、スポットとも言われます)の発生の仕組みは,と畜前の興奮により血圧が上昇し,筋 肉中の毛細血管が破裂することによると考えられています。

発生要因には,と畜から放血までの時間遅延 と牛自体の高血圧や血管の脆弱という二つの大きな要因 があり、複合的に関連して発生すると言われています。

枝肉にシミが出ると、特にロースなどに出た場合、枝肉価格に大きく影響し、生産者に経済的損失が生じます。

と畜場側の問題も関わっているため、シミが出た場合、価格の補償はされますが、100%ではありません。

綺麗な枝だっただけに、悔しさが残ります。。。

ロースのシミ部分を拡大してみました↓↓