本日の出荷(2022.4.21)

本日の出荷(2022.4.21)

2022年4月22日

昨日、近くの流通センターで、枝肉販売が3頭ありましたので、検品に行きました。

① 福之姫-安福久-平茂勝

枝肉重量 565.5kg
BMS 9
ロース 59 ㎠
バラ 9.6cm
歩留基準値 72.5

② 福増-百合茂-勝忠平-安平(自家産)

枝肉重量 547.6kg
BMS 12
ロース 90 ㎠
バラ 9.7cm
歩留基準値 79.5

③ 美津照重-芳之国-百合茂

枝肉重量 479.2kg
BMS 12
ロース 66 ㎠
バラ 7.8cm
歩留基準値 75.7

①の福之姫は、本当に「福之姫」かと、疑う程、芯サシがありませんでした。

また、①の割面をよーくみると分かるのですが、芯の回りに「脂」が巻いています。

「日々の出荷牛」を見て頂いている方は分かると思いますが、普段の枝肉では、ほとんど見られない枝肉のカミです。

また、このように芯周囲のカミがみられる個体の多くは、芯も小さくサシも弱い傾向にあります。

ここで、この「カミ」の原因を考えてみます。

実は、このような枝肉の一番の原因は、導入時の素牛の問題なのです。

導入時に過肥な素牛を導入した場合に、私の農場では、このような枝肉になることが多いです。

この①の枝肉の導入時の表現型は覚えていませんが、血統が「福之姫」であることから、少し妥協して選畜したのかもしれません。

やはり導入牛の選畜で一番大切なことは、血統ではなく、「牛」で取ることだと思います。